2019年2月12日火曜日

2018年産、美味しいお米は? 米のヒット甲子園'2018【第五回結果】 日経トレンディ



お米の素晴らしさを伝えるとともに、高付加価値のあるお米を生み出す生産者への側面支援
を目的とした
「米のヒット甲子園」'2018年度版【第五回結果】

消費者目線で選ぶ新米味覚審査会


ついに第五回となりました。
日経トレンディが行う”米のヒット甲子園”。

とても明確な基準で行われており、各品種の感想も見られるとても役に立つ米審査だと思います。
ええ、テレビで行われるような雑な管理と無責任な素人たちによる”なんちゃって米評価”などよりずっと信頼性は高いと思います。
お…おお
(言うねぇ…)
え~っと…
70人近いお米マイスターの意見を取り入れているということで”今話題のお米”が集まっていることは間違いない…ですよね?
うん!そうだね!
じゃあ注意事項!
選考対象銘柄の選定や選考方法・目的などが年度によって異なるので
日本穀物検定協会の食味ランキング食味官能試験とは本質的に性質が異なります。
絶対的な評価ではないので、どうかその点を勘案してご覧ください。

今年は全国的な天候不良から、例年参加していた品種の不参加も目立ちます。








対象・選考結果

67人の五ツ星お米マイスターから推薦(一人当たり最大3品種)された64品種(※)の中から、得票数で上位に選出された9銘柄がノミネート。

※日経トレンディ原文ママ
 毎度毎度のことになってきましたが、64”品種”と言っていますが、おそらく”銘柄”の間違いですね。

 【品種】=稲の種類
 【銘柄】=品種+生産地



☆大賞品種『新潟県長岡産 新之助』☆

「2018年、今一番食べてほしいお米」。
最強銘柄『魚沼産コシヒカリ』を要する新潟県が、その双璧を成すものとして打ち出した品種『新之助』が大賞受賞。
昨年の第四回大会でも最終審査まで残ってあと少しというところで大賞を逃しましたが、今年はその雪辱を果たした形になりました。
全体的なバランスの良さに加え、海外の人にも「日本のお米は”こんな感じ”」と自信をもって薦められる点が評価されました。


ノミネート品種&評価一覧

ブランド名品種産地評価(要旨)
朱鷺と暮らす郷
新潟県佐渡産「食感が柔らかくて甘さ控えめ」
「この米作りを行う田んぼに朱鷺が戻ってきたという背景がある。環境にいい米づくりをしている点でも評価したい」
雪若丸
山形県山形産「粒立ちと口どけがよく、どんなおかずにも合いそう」
「甘みが後からやってくる。バランスが良くて、人に薦めたくなるお米」
だて正夢
宮城県黒川産「甘みと硬さがほどよい。見た目も透明感があり、一粒一粒がしっかりしている。」
「軟らかくてもち米のような香り。わかりやすい甘さ」
いちほまれ
福井県福井産「トータルバランスが良い」
「ツヤとサッパリ感がある。田舎出身の良くできた美しい娘という感じ」
銀河のしずく
岩手県紫波産「粒感があって、食感は一番。汁物に合いそう」
「一粒一粒がぱらっとしていて、味わいとコクを感じた」
隠岐藻塩米
島根県隠岐産「酢飯のようなパンチのある味。とても個性的」
「スモーキーな香りに驚いた」
金色の風
岩手県江刺産「粒が大きくて迫力がある」
「最初はあっさりしているが、噛むたびに甘さが押し寄せてくるような印象」
新之助
新潟県長岡産「粒が大きく香りもよく、つややか。美味しいご飯のシンボルという感じ」
「ふわふわもちもちでバランスがいい」
つや姫
山形県置賜産「切れ味が良くシャープなおいしさ。佃煮などに合わせやすそう」
「旅館の朝食に出る焼き魚や海苔、納豆などに合わせたい」



審査員(敬称略)

・川崎恭雄(審査委員長:「五ツ星お米マイスターいづよね」代表取締役)
・山下真司(俳優)
・小崎陽一(イタリア料理研究家)
・小谷あゆみ(フリーアナウンサー)
・里井真由美(フードジャーナリスト)
・フォーリンデブはっしー(グルメエンターテイナー)
・渡辺和博(日経BP総研 マーケティング戦略ラボ上席研究員)

計7名


審査方法

・基準米は2018年度産の新潟県魚沼産コシヒカリ

・洗米は洗米機を利用して3回洗米、4回すすぎで統一。使用する水も統一。

・炊飯器は象印マホービンの圧力IH炊飯ジャー「南部鉄器 極め羽釜NW-AT10」(推測)
 ・米600gに対して加水量は780ccで統一。
 ・「白米」「ふつう」モードで60分炊飯。
 ・炊飯終了後しゃもじで4等分に切り、鍋肌に沿ってほぐしてからおひつに移した。
 ・布巾をかけ20分放熱してから審査。

・エントリー銘柄は3グループに分け、品種名を伏せたまま3銘柄ずつ審査。
 審査員は「硬さ」と「甘み」を評価。(基準米以外の品種名は伏せて審査)
 
・審査時間は1グループあたり10分。

・基準米を「5」とし、10段階で「硬い/軟らかい」「(甘みが)強い/弱い」の2軸で評価。

・以上、審査員による評価と討論の上で”食べてほしいお米”を決定。


審査経過

○第一審査では各審査委員が1グループにつき1人1票をもって投票、都合3銘柄の選定を実施。
 『新之助』が最多票を獲得し、僅差で『雪若丸』が続く。

○第一審査で最多票の『新之助』の他、得票数の多かった『雪若丸』『隠岐藻塩米』『いちほまれ』計4銘柄の再試食を実施。

○第二回審査では各審査委員が1人2票(計14票)をもって投票を実施。
 結果は『新之助』が6票獲得でトップ、『雪若丸』『隠岐藻塩米』が3票獲得で次点、『いちほまれ』が2票獲得という結果。
『新之助』が大賞米として選ばれた。

 冷めてもおいしく、バランスの良さが高得票につながった模様。

審査委員長:「新之助」は“コシヒカリとの双璧”を目指す、新潟県の自信作。大賞米の受賞は、さすが米どころといったところだろうか。とはいえ、『正直、どのお米もおいしかった』


備考

○主催
日経トレンディ

○特別協賛
象印マホービン株式会社

後述


おお~
なんだかんだ言って新興品種揃い踏みしたね。
ゆめぴりかやいのちの壱が引いた分、世間一般で話題になった品種がエントリーされる形になりましたね。
ふっふっふ~
私らも常連になりつつあるよ~
大賞に選ばれないのは悔しいですが、推し米として名前が上がり続けるのはそれはそれで嬉しいです。
ま、この中で大賞に選んでもらえたってのはありがたいわな。
ありがとよ!
おめでとう~新之助
よかったわね~
新潟県産米の躍進の一助になればいいですわね

………
あら
いちほまれったらなんて顔してますのよ?
あせらず進みましょう、ね?いちほまれ
…はい…ですわ…
ななな…なんでおらはいないんだ!?
わたしもいないんですもの!?
平成30年度は青天の霹靂不良だったし…
同じく不良のゆめぴりかも同じく選定から漏れたし、これはある意味仕方がないし
そうね…北海道と青森県、共にエース米には厳しい年になったもの。
あくまでも”2018年産の推し米”という趣旨から考えれば、不良銘柄は推せないわよね。
そうじゃのう…わしも初参加となったわけじゃが
不作となれば呼ばれない年も当然あるわけか
私のように路線が違えば呼ばれない品種もあることだしな。
ところでつや姫
ほ?
な~に?
”新興品種が揃い踏み”と言ったな?
あ…
あれは嘘だ
………
いや~あははは
ごめん!
うっかりしてた!








なんでこうも富山県の『富富富』は出遅れが各所に目立つのか…
というか『富富富』に関しては、精米のみの販売の為、玄米販売などにこだわる米穀店には卸がないとのこと。
このせいで今回のお米マイスターからの推薦からも漏れたのではないだろうか?と思ったり。











2 件のコメント:

  1. 青天の霹靂は前も取り上げた上に産地のバリエーションもないからどっちみち取り上げようがないのはわかりますが……ここでこそ「あさゆき」の出番だと思うのに。
    ロビイスト活動っぽいものが必要なんですかね……

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    1. テレビでの露出は『いちほまれ』がダントツだと思うんですけど
      これって多分某有名お米マイスターの影響が大ですよね(と、勝手に管理人は思っている)
      と、メディア(に影響を持つ人)への働きかけは重要だなぁ、と

      とは言え
      これはお米マイスター70人近くのアンケート結果によるもの、となれば、やはり地道な米穀店への宣伝活動が選考に響くのかなぁと

      とは言えとは言え
      今回はやはり順当に多くの新興品種の初年度ということで、それらにスポットが多く当たった恰好のように思えます。

      匝瑳の舞や銀の朏などの有名どころもいつのまにか姿を消して”高級路線品種”で報道される品種達がほとんどを占めましたし…
      (『富富富』?そんな娘知りませんねぇ…)
      ってあれ?結局やはりメディア関係への働きかけが重要?

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