内向的な『愛山11号』さんですので、なかなかはっきり言えないのですが、日本酒界隈で言われていることが誤情報だらけじゃ無いでしょうか?というお話を抽出。
「幻の酒米」
という表現は、まぁ宣伝の一部と考えればまぁ…と思いつつも
大抵の地方酒造好適米品種よりは相当な生産量あるんですよね、『愛山11号』。
「明石農業改良実験所」
『愛山11号』が交配されたというこれが本当に謎。
日本酒界隈ではこれ一色なんですが、当時の書籍資料では一切見ない名称です。
兵庫県立農事試験場の別称という可能性も無くはないのですが…?
一次資料の根拠が欲しいですよね。
「『山田錦』よりも栽培が難しい」
実際の現場の声として「栽培が難しい」というなら、現場の人間でも無い私がどうこう言えた立場ではないのですが…
当時の試験場の評価が「背が高くて倒れやすいから試験を打ち切った」とされていることが非常に多いですね。
『愛山11号』は対照『山田錦』より5cm程度稈長が低いですし、耐倒伏性も同等かやや強いとの評価だったので、これは完全に誤りです。
勝手な想像だけが先行して根付いてしまっているのでしょうか。
「戦後廃れた」
これも多分「古い品種→戦前から栽培されてる」という勝手な想像を言い出した蔵かメディアがあって根付いたんじゃ無いでしょうか。
栄華を誇っているのはまさに平成後記~令和の現在であり、それ以前に栄えたこともないのですから廃れることも出来ないのでは…
一応昭和後期には16haまで下がってはいますが、それ以外の最盛期が30ha程度だったことを考えると「廃れた」というのもちょっと違うと思うのですが…
これもイメージだけが先行している印象を受けますが、日本酒界隈の酒米情報は基本こういった「イメージ先行(根拠無し)」が常と言えば常なのですが…
これらの明確な根拠(一次資料)があれば是非教えて頂きたいです。
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