新年度です(今更)。
えと…と言うより、(東北の)田植えの時期がいよいよ本格化ということで…
今日は新興ブランドたちの…
え~っと…なにするんだっけ?
…おいおい
大丈夫かねぃ?
各県新興品種達の今年度の動きを見ていきたいと思います。
まずはちょっとおさらいで、平成29年度の販売状況を確認してみましょう。
〇平成29年度 新興品種販売量/状況
デビュー年 (プレ) | 都道府県 | 品種名 | H29販売量 | 備考 |
---|---|---|---|---|
2018年 (2017年) | 岩手県 | 金色の風 | 500t ・県内300t ・県外200t | 県内向けはH29.12月頭に売り切れ。 |
2018年 (2017年) | 山形県 | 雪若丸 | 160t ・県内80t ・県外80t | 県内向けはH29.10月末に売り切れ。 県外向けはH29.12月末に売り切れ。 |
2018年 (2017年) | 宮城県 | だて正夢 | 250t ・県外224t ・県内 26t | 県内向けはH29.11月末には売り切れ(数量不明) |
2017年 (2016年) | 新潟県 | 新之助 | 6,000t | 本格販売 |
2018年 (2017年) | 福井県 | いちほまれ | 580t ・県内230t ・県外350t | 県内分は2ヶ月弱で売り切れ。 県外向けはH30.4月段階で販売量約3割。 |
2018年 (2017年) | 富山県 | 富富富 | 38t ・県内外用19t ・PR試食用19t | …準備不足が販売量に見て取れる…気がする |
2017年 | 石川県 | ひゃくまん穀 | 800t | H30.3月時点で精米終了に。 この時点で店頭在庫のみに。 |
ひゃっはー!
県外向け販売率たった3割だぁ!?
…と、こういう言葉に単純に乗せられるようではだめでしてよ?
ああでも…
ちなみに年度変わって担当者変わればもしかして…と思ってもう一回福井米戦略課に問い合わせしましたけれど、また無視、でしたわ…
話を戻すわね~
いちほまれの県外向け販売量350tの3割は約100t、これって雪若丸やだて正夢の販売量より多いわよね~
他のプレデビュー品種に比べて販売量が多いから単純に「全体の◯割販売」だけで比べると不適、ってこともあるわ~
だから単純にいちほまれだけが苦戦、とは言えませんわ。
金色の風やだて正夢は情報が出ていませんもの。
(ただ…年度が変わっても100t強の販売量は正直…どうかしら?)
えと…ちなみに金色の風はH29.11月20日現在で県外向け60t(3割)出荷済みっていう情報がありました。
年度内に売り切れる勢い、とは書いていましたね。
…実際その通り売れ行きが伸びたかはわかりませんが。
平成29年度本格販売となっているのは新潟県の新之助と石川県のひゃくまん穀ね~
ただ、ひゃくまん穀は販売量800tと少し少なめかしらね~
”プレデビュー”組の福井県のいちほまれと岩手県の金色の風はそれぞれ約500t、ひゃくまん穀は販売初年度もあってどちらかというとこちらに近いかもしれないねぃ。
山形県の雪若丸と宮城県のだて正夢は同じような販売量だね!
えと…あれれ?
富山県の富富富の販売量は…ちょっと少なすぎません…か?
気にしないことです。
やはり富富富はデビューには拙速が過ぎ…
気にしないことです。
ええと…
さて、これはこれとして
全品種揃いぶみ、本格販売となる本年度平成30年度をめぐる動きが以下の通りです。
比較対象として山形県産のわたしと
北海道の私が載っているんですもの!
〇平成30年度 新興品種 栽培要件・出荷基準 等
都道府県 | 品種名 | 生産者・栽培要件 | 出荷基準 |
---|---|---|---|
北海道 | ゆめぴりか | ・土壌診断の実施・施肥管理 (窒素過多の防止) ・栽培管理 (登熟気温の確保、水管理、適期収穫) ・収量ではなく品質優先の栽培 | ※ホクレンの認定マーク付き製品 ・アミロース含有率19%未満 ・タンパク質含有率7.9%以下 (水分15%換算) ただし第一区分(目標)は6.8%以下 |
青森県 | 青天の霹靂 | ・生産者登録制 ・栽培条件が良好な地域に作付を限定 ・土壌診断の実施 ・栽培記録の義務付け ・使用農薬量(成分)50%以上減 | ・タンパク質含有率 6.4%以下(水分15%換算) ・1等米および2等米 |
岩手県 | 銀河のしずく | ・生産者登録制 ・市町村平均値以上の経営面積をもつ農家 ・『銀河のしずく』作付0.3ha以上 ・標高240m以下の水田 ・栽培管理マニュアルの遵守 | ・タンパク質含有率 7.5%以下 (乾物換算) ・1等米 |
岩手県 | 金色の風 | ・生産者登録制 ・県南部の良質のひとめぼれ栽培地域 (標高120m以下の地域に限る。) | ・タンパク質含有率 7.5%以下 (乾物換算) ・1等米 |
山形県 | つや姫 | ・生産者登録制 ・経営面積3.0ha以上の農家かつ『つや姫』作付0.6ha以上 ・県内の栽培適地を選定(全水田のおよそ5割が対象) ・特別栽培(農薬及び化学肥料50%以上削減) もしくは有機栽培の実施(慣行栽培不可) ・全量出荷 | ・1等米 ・タンパク質含有率 6.4%以下 (水分15%換算) ・整粒歩合 80%以上 ・食味値 80以上 |
山形県 | 雪若丸 | ・生産者(生産組織)登録制 ・経営規模10ha以上の農業法人 もしくはそれに準する組織 ・栽培マニュアルの遵守 ・特別栽培、有機栽培の実施もしくは 県等が定める農業生産工程管理(農薬の適正使用、安全管理等)を実施 | ・原則1等米 ・タンパク質含有率 5.7~6.4%程度 (水分15%換算) ・整粒 GL網1.95mm以上推奨 |
宮城県 | だて正夢 | ・一定の基準あり? | ・タンパク質含有率 7.4%以下 (乾物換算?) ・1等米 |
新潟県 | 新之助 | ・生産者登録制 ・「新之助研究会」への参加 ・栽培指針の順守 ・GAPの実施(栽培記録の義務化等) ・全量出荷 | ・タンパク質含有率 6.3%以下 (水分15%換算) ・整粒歩合 70%以上 (1等米準拠) ・水分率 14%~15% |
福井県 | いちほまれ | ・生産者登録制 ・地域の担い手農家 ・GH評価を受けている農家 ・JAS有機、特別栽培、エコファーマー米 ・作付面積は0.6ha以上 ・全量出荷 | ・タンパク質含有率 6.4%以下 (水分15%換算) ・整粒歩合 70%以上(1等米準拠) ・粒厚 1.9mm以上 |
富山県 | 富富富 | ・生産者登録制 ・栽培及び出荷基準の遵守 ・生産者で組織される地域協議会への参加 ・農薬3割、化学肥料(N)2割の削減 ・全量出荷 | ・1等米 ・水分率 14.1%~15.0% |
石川県 | ひゃくまん穀 | ・要件無し? ・生産者部会は発足している。 | ・要件無し? |
高知県 | よさ恋美人 | ・日本一のお米へ!(?) | ・不明 |
熊本県 | くまさんの輝き | ・栽培適地での栽培 ・県が定めた基準の遵守 (熊本県推奨うまい米基準) ・特別栽培、もしくは任意の栽培方法 ・栽培技術の向上に熱心な生産者 | ・検査等級1等、もしくは2等 ・タンパク質含有率 6.5%~7.0%以下(水分15%換算) ・整粒 1.85mm以上・水分14~15% |
◯【種子更新率100%】は基本中の基本か
上の表では特に記述しておらず、確認できていない品種もあるのですが、”種子更新率100%”、これは全ての品種で鉄板の条件かと思われます。
高級路線指向…というよりは現代の稲作の基本方針として、という意味でひゃくまん穀も区別なく同じだと思われます。
で
”種子更新率100%”ってつまりどういうこと?
というと…
うーん…
「自家採種しないでちゃんと品質管理された種籾を買いなさい」ってことです。
※稲の品種は本来、栽培を繰り返すうちに自然交配や突然変異などで違った性質の稲が増えることで、品種本来の性質が”ボケて”いきます。
都道府県の試験場や種籾生産農家はそういった事態が起こらないよう、種籾生産時にはそういった異株の除去等を行い、品種本来の性質を保つよう努力しています。
結局、前述した品種の”ボケ”は品質のばらつきや低下に繋がるため、農家の自家採種を禁止して、すべて管理された種籾を使用することを義務付けることで、その品種の品質の安定化を図っています。
種苗法上では自己が生産するための自家採種自体は禁じていないのですが、基本的に各県ガイドラインや要綱・要領で禁止しているようです。
◯【全量出荷】 直売・転売お断り
これもまた品質保持のため。
収穫したお米は全量出荷が義務付けられ、農家さん自身が直接親戚や知り合いに販売するのは禁止されていることも多いようです。(つや姫、新之助、いちほまれ、富富富(?))
地主(田んぼの所有者)に対して小作料代わりに収穫したお米を渡す場合にも、一定の上限が定められています。
魚沼産コシヒカリなら農家から直接買った方がいい、なんて言われることもありますが、新興ブランド米をネットなんかで直販している農家さんがいたら、それ、ガイドライン違反ですよ。ってことになります。
やはり管理外のテキトーな品質のブランド米を流されちゃたまらない、っていう行政・JA側から見た考えですね。
◯【生産者登録制】も近年は定番?
高級路線を目指す!と公称している品種は概ね一定の条件を満たす生産者にのみ生産を許可する認定制度、登録制を導入している様子。
『ひゃくまん穀』には生産者登録制が確認できず、やはり石川県は高級路線から一歩引いた姿勢という事でしょうか?
いまだに不明なのは宮城県の『だて正夢』
彼女だけはどうもネット上で情報が集まりません…
『ササニシキ』・『ひとめぼれ』を生んだ宮城県が「二位じゃダメなんでしょうか?」で済ますわけがないとは思いますし、もう本年度の生産者だって決まっているんでしょうから外部発信していないだけなんでしょうけども…(生産者向け説明会開催の通知はありました。)
ということで彼女に関しては以降記述しません。
あと
(今回から唐突に登場した)高知県の高育76号『よさ恋美人』も未知数。
稲作に力を入れているイメージのない四国でどれほど本気なのか、まったくわからない。
しかしまったくどの記事にも引き合いに出ていなかったが、本当に高知県はどこまで本気なのか…ちなみに名称公募で決定、2,060通の中から選ばれた名前が『よさ恋美人~よさこいびじん~』
◯【タンパク質含有率】は6.4%以下!
高級路線を目指す!と自称(以下略
水分率15%換算で6.4%がやはり現実的なところで出荷基準となっている様子。
(ただマニュアル上の栽培目標としては6.0%以下を目指している品種も多いようです。)
そしてなぜかこの基準がない富山県『富富富』
一般的に収量を上げるために窒素肥料を多く施肥すると、タンパク質含有率が上がると言われています。
タンパク質含有率が上がると?
炊飯の際にお米が吸水しにくくなり、ふんわり炊けない=マズイ、という解釈が一般的です。
そのため美味しいお米の生産=タンパク質含有率の低いお米の生産、というわけです。
ちなみに単純に【タンパク質含有率】と書いていても、水分率15%換算の場合と乾物(水分率0%)換算の場合がありますので、各県の値を単純比較できない場合もあるので注意。
例えば
タンパク質含有率6.4%(水分15%換算)とタンパク質含有率7.4%(乾物換算)は一緒です。
7.4%(乾物換算)の方が基準が甘い、ってことではありません。が
正直消費者の大半はそんなこと知らないでしょうから、数値が低く見えるよう素直に(水分15%換算)で表記すればいいと思うんですが…岩手県と宮城県のこだわりはよくわかりません。
かつて栄養不足の時代には逆に米のタンパク質含有量を増やすための栽培方法が模索されていたというのに…贅沢な時代になりました。
そんな栄養不足の時代、多肥に耐え、高タンパクで日本の食糧事情を支える一端を担ったのが森多早生(と言う一説があります)
大場→東郷2号→森多早生
◯【検査等級=1等米】は当然!(?)
高級路線・高品質米ですよ?
農産物検査の検査等級は、もう言うまでもなく”1等米”!!
…じゃあ1等米って何?
整粒歩合 70%以上
水分率 15.0%
被害粒等 7.0%以下
着色粒 0.1%以下 等々…
と
1等米、2等米って格付けは結局”見た目”の綺麗さによって決まります。
食味を評価しているわけでは無い点には留意が必要です…がまぁ整粒歩合もよくて被害粒も少なければ必然品質の良い美味しいお米ってことであながち間違ってはいないんですけど実際どうなんでしょうか?
山形県の『つや姫』は検査等級1等米以上の整粒歩合80%を目標に掲げています。
◯【生産条件】はそれぞれ
種子更新率100%、タンパク質含有率、検査等級と共通する(差があっても大同小異)な要件もありますが、こと生産条件になると各県各品種の違いが見えてきます。
ただ
【栽培適地での栽培】
これは共通項ですね。
栽培が不適な地域にまで普及した結果、低品質の流通米によりブランドの評価を落としたというのはよくある話。
生産者からすれば「なぜウチでは作れないのか」となるかもしれませんが、各県同じ轍は踏まぬよう、栽培適地での生産を実施していることが多いデス。
【研究会の結成】
新潟県の『新之助』と富山県の『富富富』はともに研究会や協議会への参加が生産条件にあります。
栽培法の研究、情報の共有、そしてマニュアルの徹底が目標、といったところでしょうか?
石川県の『ひゃくまん穀』の生産者部会って…単なる推進機関なのか…な?
情報発信がなされていないところを見ると明らかに基本慣行栽培に見える『ひゃくまん穀』はやはり本当の意味での『ポストコシヒカリ』ですかね?
【慣行栽培・減農薬減化学肥料・有機栽培】
最大の目玉がこれじゃないですか?(消費者の心をつかむ!的な意味で)
このジャンルで最大の要件を課しているのが山形県の『つや姫』。
最低でも特別栽培(慣行栽培より農薬・化学肥料の両方を50%以上削減)の実施が必要とされています。
化学肥料を50%以上削減するので必然的に有機農法の実施も必要となり、経験のない農家には取り組みにくいのでは?と当初は関係者から懸念の声が上がったほどでした。
同じ有機栽培や特別栽培を謳っている福井県の『いちほまれ』ですが、同時にエコファーマー米(農薬・化学肥料20%減)も認めており、
実際平成29年度の生産量600tの内訳は
有機:特別:エコ=10t:30t:560t
と、慣行栽培に近いエコファーマー米が9割超でしたが…本格生産もこんな比率…なの?
富山県の『富富富』は要件が農薬30%及び化学肥料20%減のみ…タンパク質含有率に続きなんだかいろいろ中途半端な気も…
青森県の『青天の霹靂』で【農薬使用量50%削減】がありますが…化学肥料は?
新潟県の『新之助』が意外なことに明確な記述ナシ。
ただ、この点『富富富』とは違い、『新之助』は食味ランキングへの不参加などを見る限り『魚沼産コシヒカリ』、日本最強の『新潟県産コシヒカリ』を要する新潟県としての確固たる意志を(管理人が勝手に)感じます。
魚沼産コシヒカリは全部有機栽培なのかと
魚沼産コシヒカリは特別栽培を前提にしているのかと
当然有機栽培や減農薬栽培を売りにしている農家もいるんでしょうけども、それがすべてではない…ってことだといいな(管理人の妄想)
※『新之助』に関しては栽培の許可に関して”研究会の指針”という不明瞭な文言があるので、これを見つけられたら、そこに何か明記しているかもしれません。
岩手県の『銀金コンビ』は不明瞭ながら、あくまでも栽培基準の遵守が基本なのかな?
と
こうして書き並べてみると、改めて山形県の『つや姫』が最低でも特別栽培が義務付けてられており、手間がかかるという点ではナンバーワンです。
ただ新潟県の『新之助』で義務付けられている”GAPの実施”もかなり手間?だそうです(浅学なので詳しくは分かりません)
◯情報開示状況のかけ離れた現況
ここからは管理人の愚痴になるんですが
情報開示状況が各県によって違いすぎます。
というか山形県のように栽培要綱開示している県がありません!(青森県除く)
県のHPや公式HPには”厳しい栽培基準”だの”選び抜かれた生産者”のようなあいまいな用語が並んでいるだけで、実際どう厳しいの?どういう基準なの?という内容が一発で分かるものがないって…
上記の記述内容も生産者募集のパンフや新聞記事からの抜粋が多いデス。
どうなの?これでいいの?
まぁ凄いよ!っていう雰囲気さえあれば、そこまで気にする消費者はいないって話なのか
無論、高級路線か、デビューから時間がたっているか、単純に比較はできないと思うのですが…(あと単に管理人の探し方がへたくそという可能性も…)
山形県の『つや姫』、『雪若丸』はソッコーで栽培要綱が検索のトップに出てきます。
今年度本格始動の『雪若丸』すらトップに出てくるのには驚きです。
他県の新品種は全く公開されていません(見つけられません)。
『つや姫』での経験が『雪若丸』に生かされているのでしょうか。
青森県の『青天の霹靂』もわかりやすいページがありました。
さすが(?)一気にインフレ化した高級ブランド化路線で生き残りをかける青森県のフラッグシップ品種。
富山県の『富富富』はちゃんとしたパンフがありましたので…いろいろ抜けている気がしないでもないですが…
試験販売量と言い、栽培要件・出荷要件等の中途半端さと言い、本当に高級ブランド路線なんて追い求めていいのかい?『富富富』?
新潟県の『新之助』に関しては少し不明瞭なところが多いデス。
が
やはりこれは確固たる栽培技術、そして品質と食味への自信の表れか?(管理人の妄想)
岩手県の『銀河のしずく』『金色の風』については地方JAの応募ページはあっても、肝心の詳細については…
「栽培要件の詳細は県のページへ→リンク→ページは削除されました」
…
消すなし!!
福井県の『いちほまれ』はもうどうでもいいやいまいち公式HPが抽象的表現が多くてわかりにくいです。
いちほまれ生産農家さんのブログがあったんでそちらを参考にしました。
石川県の『ひゃくまん穀』は…まぁ慣行栽培が前提なんでしょうからわざわざ発信するような情報が何もないのかな?
熊本県の『くまさんの輝き』も県のトップブランドに!的なことを言っている割には追加情報が全くないんですが…大丈夫?
すんごい長くなってしまった…
なにが言いたかったかというと…
新興品種みんなガンバレ!!!
でもそれでも
つや姫イズナンバーワン!だじぇ!!!
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