東北各県でも田植えが終了。
北陸・東北で新登場したブランド米達の田植えには各県知事や市町村長が出向いて新興ブランドの宣伝に余念がない様子。
◯緒言~ポスト”コシヒカリ”~
さて
減反政策の終了を見越してのこの新品種ラッシュの中、福井県の
ちなみに、しつこいかもしれないんですが、越南17号の品種名はカタカナで『コシヒカリ』が正しい表記です。
商品名としてひらがな表記の「こしひかり」もありますが、あくまでも品種名はカタカナで『コシヒカリ』なんです。
なのに
「コシヒカリ発祥の地」とか宣っているくせに当の福井県が「ポストこしひかり」とか表記してるんですよ
◯そんな福井県はさておいて 2018年度生産目標
話が超ずれました。
新興ブランドたちの生産基準・出荷基準については前日の記事で書きましたが
6月になり、大体出揃った平成30年度の生産量は以下の通りです。
(『ゆめぴりか』はどう探しても情報が見つけられんかった…)
デビュー年(プレ) | 都道府県 | 品種名 | H30作付面積 | H30耕作者数 | H30生産目標 |
---|---|---|---|---|---|
2015年(2014年) | 青森県 | 青天の霹靂 | 1,977ha | 853経営体 | 10,000t |
2017年(2016年) | 岩手県 | 銀河のしずく | 1,000ha(?) | 7,500t | |
2018年(2017年) | 岩手県 | 金色の風 | 240ha | 1,200t | |
2010年(2009年) | 山形県 | つや姫 | 9,293ha | 5,321人 | 56,000t |
2018年(2017年) | 山形県 | 雪若丸 | 1,709ha | 90組織1,987名 | 10,000t |
2018年(2017年) | 宮城県 | だて正夢 | 286ha | 21団体387人 | 1,400t |
2017年(2016年) | 新潟県 | 新之助 | 2,100ha | 11,000t | |
2018年(2017年) | 福井県 | いちほまれ | 600ha | 約380人 | 3,200t |
2018年(2017年) | 富山県 | 富富富 | 531ha | 481生産者 | 2,500t |
2017年 | 石川県 | ひゃくまん穀 | 650ha | 3,700t | |
2018年 | 高知県 | よさ恋美人 | 100ha | 500t | |
2018年(2017年) | 熊本県 | くまさんの輝き |
と
こんな感じです。
既にブランド化の確立やデビューから十分時間の経過している『つや姫』は別格として
平成30年度(2018年)をもって全品種が…訂正、『よさ恋美人』以外が本格デビューとなるわけですが
生産目標量が最も多い部類に入るのが約10,000トンで、デビュー4年目となる青森県『青天の霹靂』、デビュー2年目の新潟県『新之助』が作付面積も約2,000haでほぼ並んでいます。
そしてなんとそこに本格デビュー初年度の山形県の、山形県の『雪若丸』が並びます。(誇張)
『雪若丸』の作付面積は約1,700haと少な目なのに生産目標が並んでいるのは、『雪若丸』は最高級ブランド路線ではなく、反収の抑制をそれほど考えていない、ということの表れでしょうか?
しかしそれにしても展開が早い…他の同時期ビュー品種と比べてもピカイチの速さ(?)です。
生産目標で次点は7,500tの岩手県『銀河のしずく』。
ただ…作付面積約1,000haで生産目標7,500tって「IBC岩手放送」の記事に書いてあったんですが…そんなことあります?
作付面積1,300~1,400haくらいないと辻褄合わないような気も…『銀河のしずく』ってそんなに多収品種だっけ…?
次いで生産目標が3,000t前後なのが北陸三県で、福井県『いちほまれ』、富山県『富富富』、石川県『ひゃくまん穀』の三品種です。
ただし
本当は富山県の『富富富』は当初作付目標1,000haだったので、募集期間の延長もしましたが、結局目標の半分程度しか生産希望者は集まらなかった模様。
しかし…名称募集や情報発信等々、ブランド化に拙速感・準備不足感・後手後手感が漂う(『富富富』の記事参照)富山県ですが、なぜ最初から1,000haも作付を目指したのか…
やはり色々噛み合ってないようにしか思えない『富富富』(というより富山県)
最後に生産目標1,000t強を掲げているのが岩手県『金色の風』と宮城県『だて正夢』。
単純に生産量の増が早ければ優秀、とするのは不適とは思いつつも
『金色の風』『だて正夢』、共に前日の記事で栽培基準や出荷要件などがすんなり見つからなかった(情報発信が弱い)二品種だったのは偶然なのか…(各県の戦略の違いもあるとは思いますが)
ブランド化戦略でスピードがどのように影響を与えるか素人の私にはわかりませんが…岩手県と宮城県、大丈夫?
◯”ポストコシヒカリ”を考える
ようやく本題。
”ポストコシヒカリ”を考えるにあたり、『コシヒカリ』という品種をどのようにとらえているか?で大きく意味合いが違ってきます。
世間一般的な『コシヒカリ』の意味するところでは
①全国に普及し、日本最大の作付面積を誇る品種『コシヒカリ』
②日本最高級の品種銘柄『コシヒカリ』(新潟県魚沼産)
の二面性があると思われ、”ポストコシヒカリ”も両者の意味が混同して使われている感があります。
広く普及(作付)される品種としての『コシヒカリ』、最高級ブランドとしての『コシヒカリ』、この両者は同一には扱えないものです。
「『はえぬき』後継 山形142号」で書きましたが、今や道府県単位で狙う価格帯に応じた品種構成が進んでおり、狙っている路線も理解せずに”ポストコシヒカリ”と一緒くたにすることには個人的に抵抗があります。
①に対する”ポストコシヒカリ”で間違いがないと思われるのは石川県の『石川65号(ひゃくまん穀)』と言えます。
平成29年度は新品種であることと在庫の少なさから少し高騰気味のようでしたが、栽培要件や生産者登録制などの制限は見受けられず、あくまでも作付面積の多い品種『コシヒカリ』に一部置き換わり、栽培特性・収量に優れた品種としての普及を目指す様子がうかがえます。
中・外食産業向けと石川県が公言していることからも、高級ブランド化とは一線を画していることがうかがえます。
◯では、”ポストコシヒカリ”筆頭の『いちほまれ』は?
参考までに平成27年度の相対取引価格(年平均)ランキングを下に掲載しましたが、『福井県産コシヒカリ』は全国第21位となっています。
福井県は『いちほまれ』がこの価格帯でいいと思っているのだろうか?(いや、思っていない)
全国の相対取引価格5位以内を目指す!と言っている『金色の風』を要する岩手県も、県産『ひとめぼれ』は全国第50位。
岩手県は『金色の風』がこの価格帯でいいと思っているのでしょうか?
結局
上記の新興ブランド米達の目指すところは一体どこなのか?と考えると答えは簡単です。
そう
彼女たちの目指すところはなにか?と言えば
『新潟県(魚沼産)コシヒカリ』
と言って語弊はなく、世間一般の報道で使われる”ポストコシヒカリ”にしても、この意味に『銀河のしずく』『雪若丸』『石川65号(ひゃくまん穀)』と無関係の品種も一緒くたにして扱っているだけです。(正確には『青天の霹靂』も別路線)
◯結論
実は”ポストコシヒカリ”とは”ポストコシヒカリ新潟BL”ということになるかと思います。
福井県は「コシヒカリ発祥の県として~」なんて言ってますが、実質的な意味では、目指しているのは(下落気味とはいえ)全国で高価格で販売されている『コシヒカリ新潟BL』のポジションな訳です。
ただし…ブランド化競争に負ければ、おそらく待っているのは現在の『コシヒカリ』と同価格帯での取引、前述した①としての”ポストコシヒカリ”です。
むしろ、知名度が広がらず、他県産のブランドに圧倒的に圧されれば、『コシヒカリ』以下の取引価格という事態まで想定しなければいけません。
各県相当な費用をかけて宣伝してはいますが、認知度の上がらなかった銘柄の多くに与えられるのは無銘のブレンド米用途(業務用米)です。
業務用米をことさら卑下するつもりはありませんが、やはり多大な宣伝費用を注ぎ込んでいる以上、低価格帯に甘んじるような事態は避けたいと考えるのが当然でしょう。
今年が本格デビューとなる新興ブランドも多く、各種報道によっては「いよいよ勝負の年」のように書かれていますが、それは少し楽観的過ぎやしないでしょうか。
今年はすでに「勝負の結果が出る年」というには性急に過ぎる…でしょうか?
◯蛇足~やはり偉大な『コシヒカリ』~
とは言え、下の表を見て頂ければわかると思いますが、やはり相対取引価格の上位を占めているのは圧倒的に『コシヒカリ』。
コシヒカリ御三家の『ひとめぼれ』『あきたこまち』『ヒノヒカリ』ですら大きく溝をあけられています。
やはり『コシヒカリ』は偉大な品種と言って差し支えないと思われますが、その『コシヒカリ』をさらに別格の領域まで押し上げ、頂点としてのブランドを確立させたのが新潟県です。
そういう立場を考えるとまた”ポストコシヒカリ”の意味合いもいろいろなものがあるな、とまたまた考えられます。
美味しいお米の代名詞『コシヒカリ』のように美味しいお米の産地の代名詞としての”ポスト新潟県”を明らかに目指しているのが我が山形県。
県産米の著しい評価低下を防ごうというスタンス(のように管理人の独断と偏見により見える)青森県とはやはりなにか一線を画しているのかな?とも思います。
…それでなんで西日本の米はこんなに高いんだ?(わからない…)
う~ん…収穫が早いから”新米”としての取引額が東北より高めになる…のかな?
順位 | 産地 | 品種銘柄 | 地域区分 | 価格 |
---|---|---|---|---|
1 | 新潟 | コシヒカリ(コシヒカリBL) | 魚沼 | 20,442 |
2 | 山形 | つや姫 | 17,953 | |
3 | 新潟 | コシヒカリ(コシヒカリBL) | 岩船 | 16,628 |
4 | 新潟 | コシヒカリ(コシヒカリBL) | 佐渡 | 16,600 |
5 | 北海道 | ゆめぴりか | 16,209 | |
6 | 新潟 | コシヒカリ(コシヒカリBL) | 一般 | 16,186 |
7 | 山梨 | コシヒカリ | 15,993 | |
8 | 福岡 | 夢つくし | 15,215 | |
9 | 福岡 | 元気つくし | 14,998 | |
10 | 鹿児島 | あきほなみ | 14,822 | |
11 | 長崎 | コシヒカリ | 14,785 | |
12 | 熊本 | コシヒカリ | 14,534 | |
13 | 兵庫 | コシヒカリ | 14,439 | |
14 | 鹿児島 | コシヒカリ | 14,414 | |
15 | 熊本 | 森のくまさん | 14,330 | |
16 | 岐阜 | コシヒカリ | 14,307 | |
17 | 宮崎 | コシヒカリ | 14,266 | |
18 | 静岡 | コシヒカリ | 14,238 | |
19 | 鹿児島 | ヒノヒカリ | 14,229 | |
20 | 富山 | コシヒカリ | 14,228 | |
21 | 福井 | コシヒカリ | 14,206 | |
22 | 長崎 | にこまる | 14,180 | |
23 | 三重 | コシヒカリ | 伊賀 | 14,131 |
24 | 京都 | コシヒカリ | 14,109 | |
25 | 佐賀 | さがびより | 14,089 | |
26 | 石川 | コシヒカリ | 13,901 | |
27 | 長崎 | ヒノヒカリ | 13,857 | |
28 | 長野 | コシヒカリ | 13,782 | |
29 | 山口 | コシヒカリ | 13,708 | |
30 | 三重 | コシヒカリ | 一般 | 13,625 |
31 | 宮崎 | ヒノヒカリ | 13,622 | |
32 | 熊本 | ヒノヒカリ | 13,608 | |
33 | 島根 | コシヒカリ | 13,606 | |
34 | 滋賀 | コシヒカリ | 13,601 | |
35 | 高知 | コシヒカリ | 13,511 | |
36 | 福岡 | ヒノヒカリ | 13,493 | |
37 | 福島 | コシヒカリ | 会津 | 13,424 |
38 | 大分 | ひとめぼれ | 13,402 | |
39 | 宮城 | つや姫 | 13,393 | |
40 | 香川 | コシヒカリ | 13,343 | |
41 | 山梨 | あさひの夢 | 13,328 | |
42 | 鳥取 | コシヒカリ | 13,306 | |
43 | 山形 | ひとめぼれ | 13,227 | |
44 | 愛知 | コシヒカリ | 13,210 | |
45 | 大分 | ヒノヒカリ | 13,197 | |
46 | 北海道 | ななつぼし | 13,117 | |
47 | 徳島 | コシヒカリ | 12,970 | |
48 | 佐賀 | 夢しずく | 12,940 | |
49 | 広島 | コシヒカリ | 12,933 | |
50 | 岩手 | ひとめぼれ | 12,930 | |
51 | 栃木 | コシヒカリ | 12,904 | |
52 | 埼玉 | コシヒカリ | 12,878 | |
53 | 秋田 | あきたこまち | 12,845 | |
54 | 宮城 | ひとめぼれ | 12,827 | |
55 | 宮城 | ササニシキ | 12,815 | |
56 | 岐阜 | ハツシモ | 12,798 | |
57 | 京都 | キヌヒカリ | 12,729 | |
58 | 山口 | ヒノヒカリ | 12,696 | |
59 | 茨城 | コシヒカリ | 12,648 | |
60 | 山口 | ひとめぼれ | 12,648 | |
61 | 静岡 | あいちのかおり | 12,638 | |
62 | 高知 | ヒノヒカリ | 12,630 | |
63 | 佐賀 | ヒノヒカリ | 12,630 | |
64 | 静岡 | きぬむすめ | 12,618 | |
65 | 富山 | てんたかく | 12,563 | |
66 | 三重 | キヌヒカリ | 12,558 | |
67 | 愛媛 | コシヒカリ | 12,536 | |
68 | 岐阜 | あきたこまち | 12,535 | |
69 | 千葉 | コシヒカリ | 12,530 | |
70 | 奈良 | コシヒカリ | 12,525 | |
71 | 福井 | ハナエチゼン | 12,519 | |
72 | 島根 | きぬむすめ | 12,511 | |
73 | 北海道 | きらら397 | 12,508 | |
74 | 長野 | あきたこまち | 12,485 | |
75 | 山形 | はえぬき | 12,445 | |
76 | 岩手 | あきたこまち | 12,422 | |
77 | 新潟 | こしいぶき | 12,412 | |
78 | 愛知 | あいちのかおり | 12,382 | |
79 | 香川 | ヒノヒカリ | 12,322 | |
80 | 鳥取 | きぬむすめ | 12,316 | |
81 | 滋賀 | キヌヒカリ | 12,258 | |
82 | 奈良 | ヒノヒカリ | 12,123 | |
83 | 鳥取 | ひとめぼれ | 12,112 | |
84 | 秋田 | ひとめぼれ | 12,066 | |
85 | 愛知 | 大地の風 | 12,051 | |
86 | 岡山 | ヒノヒカリ | 12,051 | |
87 | 福島 | コシヒカリ | 中通り | 12,048 |
88 | 栃木 | なすひかり | 12,021 | |
89 | 兵庫 | ヒノヒカリ | 12,000 | |
90 | 広島 | あきろまん | 11,983 | |
91 | 兵庫 | キヌヒカリ | 11,961 | |
92 | 秋田 | めんこいな | 11,928 | |
93 | 埼玉 | キヌヒカリ | 11,914 | |
94 | 石川 | ゆめみづほ | 11,899 | |
95 | 岩手 | いわてっこ | 11,898 | |
96 | 島根 | ハナエチゼン | 11,890 | |
97 | 岡山 | あきたこまち | 11,885 | |
98 | 埼玉 | 彩のかがやき | 11,878 | |
99 | 滋賀 | 日本晴 | 11,859 | |
100 | 群馬 | あさひの夢 | 11,844 | |
101 | 青森 | つがるロマン | 11,787 | |
102 | 茨城 | あきたこまち | 11,769 | |
103 | 広島 | ヒノヒカリ | 11,764 | |
104 | 愛媛 | ヒノヒカリ | 11,740 | |
105 | 愛媛 | あきたこまち | 11,732 | |
106 | 青森 | まっしぐら | 11,582 | |
107 | 徳島 | キヌヒカリ | 11,561 | |
108 | 岡山 | アケボノ | 11,536 | |
109 | 群馬 | ゆめまつり | 11,525 | |
110 | 栃木 | あさひの夢 | 11,382 | |
111 | 福島 | ひとめぼれ | 11,146 | |
112 | 福島 | コシヒカリ | 浜通り | 11,138 |
113 | 千葉 | ふさこがね | 11,120 | |
114 | 千葉 | ふさおとめ | 10,988 | |
115 | 茨城 | ゆめひたち | 10,795 | |
116 | 福島 | 天のつぶ | 10,530 | |
116全銘柄平均 | 13,175 |
青森県の「青天の霹靂」は、どうなんだろうか……側で見ていても、「魚沼産コシヒカリ」に並ぶと言うよりは「とにかく青森県で今までとは比較にできない、『つや姫』や『ゆめぴりか』のような高級米ができた」って方面に思うんです。
返信削除個人的には、本格的に高級米のトップを取るというよりは、トップ争いをしている奴らと対等だと言いたい品種が、今の「青天の霹靂」だと考えています。青森県は(厳密には津軽地域は)そのランクの米が生産できるだけの品種と能力ある農家があるのだぞってアピールしていきたい……はずだと思っています。
コシヒカリを超えるならポストコシヒカリとはむしろ言わないほうがいい、ってのもあるのかもしれないですけどね。
本当の意味で”ポスト新潟コシヒカリ”の意味で並べられるのは、『つや姫』『いちほまれ』『新之助』『金色の風』であると(個人的主観で)思います。
削除『雪若丸』『銀河のしずく』『ひゃくまん穀』は言わずもがなですが
青森県の『青天の霹靂』は仰る通り青森県産米の名を知らしめる(宣伝)ための高品質米、という感じがしますし(当の青森県が本当のところどうなのかはわかりませんが)
宮城県の『だて正夢』はどうも動きが鈍いですし
富山県の『富富富』は明らかに準備不足と戦略不足が見て取れますし
熊本県の『くまさんの輝き』もどちらかというと『青天の霹靂』に近いのかな、と
まぁ結局当の県政がどう考えているか、次第なのでしょうが、メディアは雑多にひとくくりにし過ぎに感じます。
概ね『青天の霹靂』はそういう感じです。仮に、青森県から現在の魚沼コシヒカリ級の存在が出るとしたら、それは青天の次世代になると考えています。いくら米産地としての知名度が低いからって、焦らずそれくらいのペースで進めて行かないと危ない……と、職場では考えられています。まあ政治視点の考えは知りませんが。
削除岩手の『金色の風』は本当に魚沼コシヒカリに並ぶ気があるのかわからない気がします。「スーパーひとめぼれ」関連の事情から思うと、今の岩手の『ひとめぼれ』代替を目指すつもりだったが路線変更して「ひとめぼれの上位互換」にしてみたけど、結局県内で『ひとめぼれ』を足を引っ張り合う可能性もありえそう。
『富富富』はやっぱり本来は岩手風にいうと「スーパーコシヒカリ」で、『ひゃくまん穀』的に進めたかったのが、政治的事情でああなったのかなと。
で、『だて正夢』は宮城県という根強い二大ブランド(ササニシキ、ひとめぼれ)が生きている現状ではじっくり時間をかけないと認知されないってイメージです。