平成28年度 日本穀物検定協会 食味ランキング
長々と四コマで書いてきましたがこれが最後。
特A獲得産地品種数が増えなかった…と言うよりは県独自のブランドとして生産地が限定されて、かつ美味しい品種、と言うべきでしょうか。
鹿児島県産のあきほなみ。
近年の高温障害に悩む元・県主力のヒノヒカリに代わる耐高温性品種にして良食味品種。
そんな九州勢の耐高温性品種の台頭が目覚ましいですね。
さがびより、元気つくし、にこまる(特A獲得四国だけど)、森のくまさん(近年特A逃してるけど)、くまさんの力(近年特A逃…)…あれ?
かつて日本穀物検定協会食味ランキングの標準米の産地であった滋賀県。
平成27年度は秋の詩、みずかがみと県オリジナル品種の特A獲得となりましたが、平成28年度特A獲得となったのはみずかがみのみ。
このみずかがみもまた耐高温性品種です。
そんななかでもやはり驀進中に思えるのが北海道米。
平成20年度までは特Aのかけらもなかった北海道が今や特A産地品種を三つも抱えております。
このように多様な特A産地品種を抱えている都道府県はほかにありません。
もちろん北海道が地理的に特殊と言うこともあるのですが、4産地品種が特Aの新潟県もすべてコシヒカリBL、3産地品種獲得の福島県もすべてコシヒカリ、と言う状況。
平成26年度の山形県はコシヒカリ、ひとめぼれ、はえぬき、つや姫の4産地品種が特Aとこれに似た状況を続けているのはすごいことではないでしょうか。
平成28年度の食味ランキングは本当に混戦乱戦、紆余曲折がありましたが、結局のところこれはやはり特Aを維持し続けるというは容易ではない、ということを表していると思います。
世の中には『食味ランキングなどに意味はない。特A評価にしたって一部の地域の米を評価してるんだから獲得できて当然。』という趣旨のことを
無論、度々言ってきましたが食味ランキングが絶対的な評価などと言うつもりもありません。
しかし
食味ランキング連続特A記録を20年以上持つのは、現状新潟県魚沼産コシヒカリと山形県産はえぬきの他にはありません。
『特A評価は簡単に獲得できる』これがいかに妄言かがわかるのではないでしょうか。
『パンがなければケーキ(ブリオッシュ)を食べればいいじゃない』の妄言にも似た無知な発言ではないでしょうか。(これはマリー・アントワネットの発言…という確たる証拠もないというまさに妄言中の妄言ですね)
えーと…
何が言いたかったんでしょうか…私は…
山形県産はえぬきの特A陥落悔しいデス!
平成28年度 日本穀物検定協会 食味ランキング
○01.はえぬき陥落○02.特A陥落者たち
○03.ひとめぼれ 宮城県産特A陥落
○04.コシヒカリ 特A堅持
○05.青天の霹靂 2年連続特A
○06.ヒノヒカリ つや姫 あきたこまち特A獲得も…
○07.特A評価復刻組
○08.新規特A獲得組
○09.特A獲得堅持組
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