そんな穎童ちゃんを使って心白の説明です。
穎童の心白は瞳に現れます。
いつもの日本酒界隈のナゾ話(デマ話)なのですが
「酒米の中で線状心白を唯一持っているのは強力と雄町と『山田錦』だけ。『山田錦』は人工的に作られた品種だから、本当に線状なのは強力と雄町だけ」
みたいな話をそこそこ目にします。
これの根拠知っている方いたら是非コメントください(酒屋さんに聞いたとか日本酒系メディアに載ってたとかはダメですよ?)
酒米の重要形質とされる「心白」ですが、品種につき単一の心白形状が出るわけではなく、様々な形状の心白が発現します。
そしてその割合は品種によって偏りがあり、『山田錦』は確かに線状心白が大分出やすい部類ですが・・・他の二品種は????
ところで
『山田錦』ですら線状心白は全体の約3割
約2割が点状で
約1割が眼状
約1割が腹白
そして残り3割は(少なくとも見た目は)心白無し。
今でも「線状心白を持つ『山田錦』こそ醸造適性最高峰」的な説明を見ることがありますが
全体の約30%の線状心白があるだけで、そんなに他の品種と差が付くのでしょうか???(『美山錦』とすら1割くらいしか差が無いですよね?)
日本酒界隈の話は謎が多いですね。
参考文献
〇酒造好適米の栽培テキスト:ASK稲作研究会((株)アスク)
〇高温障害に強い多収穫酒造好適米の開発:広島県立総合研究所食品工業技術センター
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