2017年3月27日月曜日

平成28年度食味ランキング 特A評価復刻組も増加


平成28年度 日本穀物検定協会 食味ランキング

コシヒカリやコシヒカリ御三家の特A獲得数減少、熊本県くまさん姉妹、山形県はえぬき等、特A獲得常連がA評価等と乱戦気味。
代わりと言うわけではないですが、特A評価復帰組、特にキヌヒカリやハツシモ岐阜SLといった20年来の品種の特A評価復刻もありました。

キヌヒカリは平成4年の茨城県産が最後の特A獲得。
今年度は産地が変わって京都府丹波産で23年ぶりの特A評価。
キヌヒカリの直系、きぬむすめ、夢つくし。はるみ、またその子品種にこまる等の活躍が目立つ中、キヌヒカリ自身もようやく評価されました。

ハツシモ(ハツシモ岐阜SL)は岐阜県美濃産が平成7年来、20年ぶりの特A評価獲得。
コシヒカリの血が混じっていない旭の直系品種が高評価を得て復権への足掛かりとなるか。
(ただし、正確にはハツシモは平成21~22年にハツシモ岐阜SLへの全面切り替えが行われていますので、同じ条件とは言えないのかもしれませんが、そんなこと言ったら基準米だって変わっていますし?)
余談ですが
コシヒカリBL問題で散々騒いでいた評論家(笑)他有象無象サンたちはハツシモ岐阜SLの切り替えには触れてもいません。
所詮コシヒカリBL問題などと言うのは売名行為だけが目的のろくでなしたちがただ騒いでいただけと言うのがよくわかりますね。

四国で初のオリジナル特A獲得品種『おいでまい』も平成28年度に特A評価復帰。
他四国2県も『にこまる』で特Aを獲得。
近年まで米として話題に上がることがなかった四国県産米でしたが、これは高品質化の表れか?

代わって振るわないのが九州産米。
佐賀県さがびより、鹿児島県あきほなみと連続特A獲得米はあるものの
熊本県産はヒノヒカリが特Aだったものの森のくまさん、くまさんの力二品種がA'。
にこまるも四国2県で特A獲得も長崎県産がA’。
福岡県の元気つくしもなかなか特A評価復帰が果たせません。

ただし
ただし
何度でも言いますが何度でも何度でも言いますが
食味ランキングの評価は絶対的な評価ではありませんので、そのコメの美味しいマズイを断定できるものではありません。


ちなみに
日本穀物検定協会の食味ランキングは『基準米に対する相対評価』であり、絶対的評価ではないことはお忘れなく。
その基準米もその年によっては変わっていますので、これまた毎年の評価を単純比較できないこともお忘れなく

基準米
 昭和49年        兵庫県姫路市産『日本晴』
 昭和50年~平成13年  滋賀県湖南産『日本晴』
 平成14年~平成17年  近畿圏産『日本晴』『コシヒカリ』【ブレンド米】
 平成18年~       複数産地『コシヒカリ』【ブレンド米】

平成28年度 日本穀物検定協会 食味ランキング









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