2015年10月4日日曜日

始祖にして起源~亀の尾~

地方系統名
 『無し』
品種名
 『亀の尾(亀ノ尾)』
育成年
 『明治32年(西暦1899年) 阿部亀治氏
交配組合せ
 『惣兵衛早生より系統選抜』
主要生産地
 『無し』※系統分離品種『亀の尾4号』が秋田県で銘柄指定。
分類
 『粳米、酒造適性米(酒造好適米)』
「…亀の尾です。日本の行く先に、これからも幸多からんことを…」


どんな娘?

”米っ娘”とネーミングしておきながらも、亀の尾ほどの古株となると擬人化する際に頼りがいのある”姐さん”イメージが強くなってしまいます…

日本の美味しいお米の基礎を築いた大功労者で、皆の良きお姉さん(お母さん)として米っ娘達を取りまとめています。
一時期隠居気味でしたが、最近また脚光を浴びて現役復帰もチラホラ。

どの品種よりも長く日本の稲作とその変化を見てきた彼女は、今も変わり続ける日本の稲作と稲作を見つめ続けています。


概要

一般的に、現代日本の『良食味粳米の始祖』とされる米は二つ。(色々異論はありますがさておき)
『旭(朝日)』とこの『亀ノ尾』です。
共に日本の東西で名を馳せた良食味米でした。
彼女達の良食味は極良食味米『コシヒカリ』に受け継がれ、その『コシヒカリ』からさらに多くの平成良食味米達が生まれていきました。
明治の時代、我が山形県で阿部亀治氏の手によって育てられ、その後の米基礎の一端を築いた『亀の尾』。
彼女の目に、米から離れていく現代の日本人はどう映っているでしょうか…?

ちなみにこの『亀の尾』、『粳米』に分類してはいますが、大粒なことから酒造用にも適しています。
1970年代には一端姿を消した彼女ではありますが、1980年前後には復活の動きが進み、今現在、貴重な酒造適正米として栽培されているようです。
…亀の尾の姐さん、水着verも必要か…な?


※本来の原種となると『亀ノ尾』の表記が正しいとのことですが、この時代の品種は固定がしっかりと成されておらず、実際は多種多様な『亀ノ尾』があったことでしょう。
という訳でこの『亀の尾』の表記としています。


育種経過


登場初期別名『新穂』、『神穂』、『新坊』とも。
『神穂』が個人的にはお気に入り。


系譜図

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